1977年12月号の米BYTE誌に掲載されたApple][の広告 |
○キッチン画像(P16) | JPEG | 64KByte |
○広告コピー・仕様(P17) | JPEG | 211KByte |
1985年7月(DynaMac以前)のキャノン販売のカタログ(128K/512K Macintoshのみ)
○ハード価格表 | JPEG | 62KByte |
○ソフト価格表 | JPEG | 91KByte |
アップルII
すぐに使えるぞ、ホームコンピュータ。遊んで学んで、さぁ始めよう!
台所のテーブルをかたづけたら、カラーテレビを持ってきて、さっそくアップルIIにつないでみましょう!。カセットテープレコーダーも一緒に。パーソナルコンピューターが開く新世界を発見する旅に今宵より出発です。 アップルIIだったら全ては簡単。そして完璧。アップルIIは完成品です。組立キットではありません。値段は1298ドル。倍以上する高価な他社のパーソナルコンピュータでは絶対実現できない機能も含まれています。そんな機能の一つが15色カラーのグラフィクス。ROMは8キロバイトRAMは4キロバイト実装済みで拡張が可能。でも、アップルIIで楽しむためにはRAMとかROMなどについて詳しく知る必要はありません。なんといってもアップルIIは最高の処理速度を実現した高速BASIC (英語に似たプログラミング言語)を搭載した最初のパーソナルコンピュータなのです。つまり、買った日の晩からもう自分のアップルIIを走らせることができるということ。あなたがコンピュータについて全くの初心者であっても、買ったその日からプログラムを入力して試してみることができるのです。
どこにでもあるタイプライターにそっくりよく似たキーボードがついているから入力は誰にでも簡単。カセットインタフェースが内蔵されているからプログラムやデータを普通のカセットテープレコーダーを使って保存したり読み出したりすることができます。だから友達のアップルIIユーザとプログラムやデータの交換することも。こんなキーボードとかカセットインタフェースとか、今までだったら何百ドルも出してオプションで買わなくてはならなかったけれど、アップルIIならはじめから全て本体に組み込まれています。もちろん、技術はどんどん新しくなっていくので、必要があれば新しい機能を追加して拡張することだってできます。
教育用の教材として考えてみてください。アップルIIは立派な音楽教材。子供達のためにプログラミングすれば、どんな学科にも対応できます。例えばスペリング、歴史、算数。でも、アップルIIを使ってみればわかることですが、最大の利点は何といっても、あなたやあなたの家族の一人一人がコンピュータそれ自体に慣れ親しむことができること。コンピュータへの理解が深まれば、コンピュータを使えば何が可能であるかがよりはっきり見えくるでしょう。
ピンポンゲーム(PONG)を遊んだら、次はキーボードとパドル、サウンド機能を使って自分自身でゲームを創ってみましょう。使い込めば使い込むほど、新しいテクニックが自然と身についてくるもの、そうすればどんどん新しいアップルIIの使い方が広がってくるはずです。アップルII BASICだけのカラーグラフィクスコマンドを使ってみてください。万華鏡のような美しいデザインのプログラムを書いてみてください。アップルBASICをマスターすれば、家計簿や税金、料理や収集品データベースなどのプログラムを書いたり実際のデータ処理が行えるようになるでしょう。バイオリズムの変化を学んだり、収入と支出とのバランスをチェックしたりすることもできます。また、わが家の住環境を制御したりすることもできるでしょう。アップルIIはあなたの想像力の及ぶところどこまでも一緒です。我々はアップルIIをあなたと共に成長するように設計しました。コンピュータを使い込むと、アップルの新らしい製品が必要になるに違いありません。例えば現在開発中の拡張BASICはより洗練された製品であり、数学や学術計算に向いた言語です。また、オーディオ、ビデオ、ゲームインタフェースなど搭載済みの機能に加えてアップルIIには8つの拡張スロットがあり、他の機器とのインタフェースを取れるような拡張基板が続々と開発されています。その中にはテレタイププリンタや一般的な文字端末を接続するためのシリアル・インタフェース基板。プリンタや他のコンピュータを接続するためのパラレル・インタフェース基板。半永久的なプログラム保持が可能なEPROM基板。テレコミュニケーションを可能とするモデム基板。1977年末には完全なオペレーティング・システムを添付した形でフロッピーディスクインターフェースが出荷可能になる予定です。その他にもたくさんのオプションが予定されています。このように、アップルIIは最初からあなたの広がる要求に応じた拡張が可能となるよう設計されているのです。
ご自身でアップルIIをご覧になりたい、触れて試してみたいとお考えの方はどうぞ最寄りの販売店でデモンストレーションや詳細な情報が詰まったカタログをご請求下さい。また、直接お手紙を頂いても構いません。資料請求の宛先は20863 Stevens Creek Blvc., Cupertino, California 95014です。
アップルIIはBASIC-ROM、カラーグラフィクス、ASCIIキーボード、軽量かつ高能率なスイッチング電源、モールドケースなど全てが一つにまとめられた完成品のコンピュータシステムです。BASICはROMの形で実装済み。RAMは48Kバイトまで拡張することが可能です。その他にカセットテープ、ビデオ、ゲームインタフェースが組み込まれています。また製品にはゲームパドルが2本とデモンストレーションカセットが添付されます。 |
仕様 ●マイクロプロセッサ:6502(1MHz) ●ビデオ表示 ●メモリ ●I/O アップルIIは自作派のホビーストのために基板だけの形での販売も可能です。基板にはアップルIIが持つ全ての機能がありますが、ケース、キーボード、電源、ゲームパドルは含まれません。798ドル。
PONGはアタリの商標です。 アップルIIのビデオ出力は安価なモジュレータを介して一般的なテレビで表示することができます。(ただし別売りはしていません) |